eラーニングだけの研修でも、人材開発支援助成金は使える?
使える可能性があります。ただし、eラーニングによる訓練は、経費助成のみで賃金助成は支給されません。経費助成の上限は、1人あたり1つの計画ごとに中小企業で15万円です。標準学習時間が10時間以上、または標準学習期間が1か月以上であることが条件です。
eラーニングと、通学制・同時双方向型の違い(中小企業)
| 通学制・同時双方向型 | eラーニング | |
|---|---|---|
| 時間の要件 | 実訓練時間が10時間以上 | 標準学習時間が10時間以上、または標準学習期間が1か月以上 |
| 経費助成率 | 75% | 75% |
| 経費助成の上限(1人・1計画) | 10時間以上100時間未満:30万円/100時間以上200時間未満:40万円/200時間以上:50万円 | 15万円 |
| 賃金助成 | 1人1時間あたり1,000円 | 支給されない |
| 受講の要件 | 受講時間が実訓練時間の8割以上 | 訓練期間中に修了すること |
| 受講回数 | 同一労働者で1年度に3回まで | 同一労働者で1年度に1回まで(令和8年8月3日以降に提出した計画届の場合) |
通学制・同時双方向型と組み合わせて実施する場合も、経費助成の上限は、eラーニングを含む訓練の上限(中小企業で15万円)として扱われます。複数の方法を組み合わせる場合は、時間を合算して10時間以上であれば要件を満たします。
注意したい点
- 自社内で実施するeラーニング(事業内訓練)は、支給対象外です。
- eラーニングでも、業務として義務付けた訓練は労働時間に当たるため、受講中の賃金の支払いが必要です。
- 訓練期間中に修了しなかった受講者の分は、支給されません。
不動産AIカレッジの場合
不動産AIカレッジは、eラーニング12時間とライブワークショップ3時間(オンライン)を組み合わせた、合計15時間の研修です。経費助成の上限(15万円)と、受講料20万円(税別)×75%=15万円が一致するため、実質負担は5万円/人です。ライブワークショップの3時間分は、賃金助成の対象になり得ます。
金額の計算は 助成金で実質いくらになるか、申請の条件は 対象条件と申請の流れ をご覧ください。
出典:厚生労働省「人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース 支給要領」(令和8年8月3日版)。制度は改定されることがあります。申請前に、管轄の都道府県労働局・ハローワークで最新の内容をご確認ください。
公開日:2026-10-13 最終更新日:2026-10-13 運営:合同会社OneSales